先週末に予告して仕事をさぼり、今日は一日 自由人だった。

昨日の晩、買っておいたフィットチーネとベーコンを茹でてカルボナーラを作って食べた。
フィットチーネはどうみてもきしめんに似ている。
きっとフランス人にきしめんを見せたなら、オー、フィットチーネ?というに違いない。
とらドラ!の作者に倣って タラコスパのほうが美味しいという意見には、1票入れたいところだ。

Amazonから金魚生活が届いたのでベランダにイスを出して読んでいた。
金魚の世話を任された中国人のほんのりと染み入る話。
けっして天然生活や東京生活等の雑誌の類いではない。
著者の楊逸はこの作品で初めて知った。
本のカバー写真は赤い金魚。写真家は名前を探すまでも無い。蜷川実花だった。
この本を読むと金魚を飼いたくなる。今ならうまく飼えるだろうか。

普段仕事をしている時間帯に、太陽の下で本を読むというのは贅沢な時間だった。
パスタもチーズケーキもベランダに小さな丸テーブルを出して味わった。
少し日の傾いてきた頃、湯気の上がる珈琲をすする。
人生はこうでなければならない。
見上げる空はどこまでも青く、広くて眩しかった。

人生をやり直そう。
そう思った。

おやすみなさい。まだ早いけれど。

2009.03.15

2009年3月15日 日常
MTGの日。勝率は6割強。

夜、タケシの宇宙飛行師の話を見ていた。
アポロ13号。月面着陸。酸素タンク破損。こちらアポロ13号。管制室、宇宙船から何かが漏れている。酸素だ。

トムハンクスはいい。28年生きてきた中でも好きな映画俳優だ。
忘れられない映画がある。Bigという、子供が大人になる話。
遊園地の願い事マシーンにコインを入れて願うと大人になっていた。
おもちゃ会社に入り、一人の女性を好きになる。
子供にもどるラストのシーンでトムハンクスが言う。
子供に戻りたい理由は沢山ある。戻りたくない理由はひとつだけだ。

子供の頃、遊園地で過ごした幸せな記憶があまりない。
大人になってから、観覧車に乗ったことがある。横浜の夜景は綺麗で、
観覧車の中はただ静かで、胸が高鳴っていた。
ゆっくりと光の輪が空に向かって舞い上がっていくのを、地上から見上げたこともあった。
雨の日に観覧車の写真を撮ったことも、誰かと喧嘩別れをした日に、走って追いかけた日もあった。
桜木町の小さな遊園地は夢の中にいるように綺麗で光輝いているけれど、
暖かくは無かった。どこか無機質で、他人行儀なキチンとした遊園地。
僕はもっと雑多で、ポップコーンやチラシが足元に落ちていたりするのに
みんなが笑っていたり走り回っていたりおどけていたり、空を見上げていたりする
そんなBigに出てくるようなアメリカ的な遊園地にあこがれていた。

幸せって何だろう。
時を追うごとに、その水準は上がってしまう。
湯気の立つクレープをほおばりながら、酔うほど珈琲カップを回したい。
涙が出るほど笑いあって、疲れて眠りたい。
一緒にバカをやれる友達が僕にはいない。
今はそれを、僕は、とても後悔している。

しあわせは一人じゃない時間の中にある。
精一杯生きたい。つらくてもいい。

おやすみなさい。

2009.03.14

2009年3月14日 日常
2009.03.14
昨日、新規オープンした横浜のハマボウルに立ち寄って最上階から夜景を眺めていた。

新しいガラス窓の外に見慣れない横浜の夜が輝いているのを飽きもせずに眺めていた。

どこか懐かしくて、ふいにさみしくなる。
ずっと見ていたいような、帰らなければならないような。沢山の思い出が少しずつよみがってきて、嬉しさと後悔とで胸がいっぱいになった。
胸が詰まるような思い出の中を生きてきたのだから、自分は幸せだったのだ。
そう思って自動販売機でバニラアンドクリームのアイスを一本買い、食べ終えるまで夜景を眺めてから家路に着いた。

今日は何をしていただろう。何もしていなかったような気がする。
Amazonをパラパラと眺めて、10冊くらい気晴らしにビジネス本と小説を注文した。
それから珈琲を淹れて、トーストを焼いて、ベーコンとタマゴを焼いて挟んで食べた。
昼は思い返してみても食べた記憶が無い。最近食が細っている。何かに集中していると人間は食べなくても生きていけるのかもしれない。

そんなことは無いけれど。

足元が寒い。もし明日気まぐれに雪が降ったなら、ホットの缶コーヒーを買いにコンビニまで歩こうか。

ホワイトデーだった。今時計を見て気が付いた。新聞には円周率の日と出ていた。
好きな人がいた日には、ブラウニーケーキを焼いたりしていた。
ただ自分が珈琲のあてに食べたくて焼いていたのかもしれない。
誰かに喜ばれるって、幸せな事だ。
またそんな時間が訪れるといい。
いつかそんな日が来たら、終わってしまう最後の日まで大切にしたい。
出会いは日常に何気無い顔をして転がっている、見えにくい奇跡のひとつだ。

おやすみなさい。あと、四時間のうちに。

2009.03.12

2009年3月12日 日常
ある人の誕生日だ。

僕は遠い昔、その人に恋をした。

今も変わらず、元気でいるだろうか。

色の白い、複雑な性格をした、お姫様だった。
遠い地にある日突然嫁ぎ、以来会うことは無かった。
携帯も変わったのか、今は繋がる事も無い。

生きていると、幾つの出会いがあるのだろう。
深く付き合える人とでなければ分かり合おうとすらしない。
そんな護ってばかりの性格だから、いつしか一人に落ち着いた。
親しい友は、いつか喧嘩別れをしたままだ。

時々寂しくなる事はある。
人恋しくなる事も、ある。
森の中に一人立ち尽くしたように、静かな時間の中に居て、このままではいけないとも思う。
一人では、生きていけない。生きる意味が、半分も無いからだ。

まどろむように、今日を生きた。
いろいろなものが溶け合って、明日に続いていけばそれでいい。

おやすみなさい。

2009.03.11

2009年3月11日 日常
何度愛し愛されれば最後の1人にたどり着けるだろうと思った。
とらドラ!10を読んだ夜に。

誰かを裏切った事は無い。
いつも振られる役回り。好きだよと言うと、恋が始まる。
誰でもいつかは不安になる。乗り越えられない人が、あまりにも多い。
好きだと思ってもらえていない。そういわれ続けて久しい。
自分の胸のうちなど、誰に分かるだろう。
みんな何かを、信じ通したことが無いのだ。
いともあっさりと、裏切らず、信じ思い続けることが出来る人が
自分がここにいると言うのに。

中途半端に顔が良かったので、なんか遊んでそう、と言われて終わった。
私じゃなくても。自信が無くなった。終わりに響く言葉は数知れない。
世界は奇怪な童話のようだ。


意地とプライドを掛けたけれどタイヤのパンクは直せなかった。
週末にもう一度試みてみようか。
素材があちこちで磨耗している。なにこれプシュー。みたいな。
久々に手がススだらけになる。不思議と、それが嬉しかったりする。

おやすみなさい。まだ寝ないけどな。

2009.03.10

2009年3月10日 日常
出張先の高知のホテルでBBCワールドニュースを寝るまで眺めていた。
中国で起業した少女の話。やれば出来そうなことを自分はやらない。
副業でもなんでも、やればいいのに。そう思う毎日。

ワシントンホテルの客室は純白で、見上げた空はほのぼのと青かった。
冬の只中にある、夏のような一日。
仕事は全て上手く行った。

高知みやげとばかりに地元のスーパーで酔鯨という名の日本酒を買う。
懐かしい色をした瓶だ。ふわりと香って咽の奥に消えた。いい酒だ。

羽田に向かう飛行機の中で、空の境界線を見た。
青と、緑と、黄色と、紅。色の温度が層になって感動に続いてゆく。
世界って綺麗だ。
雲海を見下ろしながら、何度思っただろう。

IT業界にいるはずなのに携帯にUSBを挿して画像を取り出せなかった。
本体メモリはどうやら引き出せないらしい。試みは徒労に終わった。

グランプリプロモの金属モックスが届いた。
たいせつにしよう。使わないけれど。

明日からまた地上の日々が始まる。
目覚めてもそこはホテルではないし、朝食にエシレンバターやブラッドオレンジジュースが並ぶ事も無い。ホットコーヒー、ヨーグルト、ココットで茹でられた目玉焼き。フルーツとポタージュスープ。午前7時のレストラン。

昨日自転車のタイヤがパンクした。
一度も直した事は無いけれど、修理キットを買ってしまったので意地とプライドにかけて修復する。

おやすみなさい。鯨のように。

2009.03.08

2009年3月8日 日常
今日が始まりの日。

休日に計画を立てない人間は自堕落に過ごす。
MTGのデッキを延々調整して日が暮れた日曜日。

残酷な根本原理4
暴力的な根本原理4
大渦の大天使3
神の怒り3
チャンドラ・ナラー3
喚起4
化石の発見4
不屈の自然4
彼方地のエルフ4
森の占術4
反射池4
断ち割る尖塔4
野蛮な地4
森1
島1
山2
沼2
鮮烈な林4
鮮烈な湿地2

アマゾンからトレーディングエッジ入門が届く。
パンローリングの本は高いが内容が濃いので良い。
10回は読もうと決めた。

明日は高知へ出張。機上の人。空の境界線を見に行くようなもの。
仕事は二の次。

とらドラ!10が発売とか。買って読んで泣く予定。
終わるのヤだな。

帰ってきたら、『がちまい家のオーガニックな焼き菓子』を買う。
メンタルバランス大事。

昨日見た名言。
「全ての夢は、誰かが成し遂げるまで実現不可能と思われていた。」
いい言葉だよね。

おやすみなさい。

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